14歳の頃、何を隠そう私はTMネットワークの熱狂的なファンであった。
サザンやユーミン大好きの父や母から『趣味が悪いわ』と言われながらも、私は彼等の音楽に心ときめかせていた。
実は家族も知らぬだろう秘密だが、私はお小遣いを溜めてファンクラブに入っていた。
その中でも宇都宮さんには、名前を聞くだけでもその場で崩れ落ちてしまうんじゃないか?と思うほどの熱狂的な愛情を持ち続けていた。
あげくにはクラスの同じ名前の男の子に『同じ名前』というだけで、恋に落ちかかってしまう始末・・・・・・・そやつは何処でも屁をかます為、『うつっぺ』と呼ばれていた。
『あんた、目を覚ましなさいよ!あれは宇都宮さんと似てもにつかんでしょ!』
友人に目を覚まさせてもらい、気持ち留まったというマヌケな過去。
それぐらい宇都宮さんをはじめ、TMネットワークが大好きだった。
出てるテレビ番組はビデオにとって見ていたし、こんなに素敵な殿方がこの世に存在するなんて。。。。と夢見ていた。
当時の計画としては20歳で宇都宮さんと出会って、23歳で宇都宮さんと結婚というシナリオだったが、どうやって宇都宮さんと出会えばいいのかわからないというおバカな理由にて、最初から計画に躓き、よってこのシナリオが叶えられることはなかった。
今だ仕事中にたまにTMネットワークを聞きながら仕事しているのもあって、主人は私がTMネットワークの熱烈なファンだったことは熟知しているようであった。
そんなある日主人が私を呼んだ。
『SHIVA,お前の好きな奴が朝番組にでてるぞ〜』
『え!本当!誰々!?』
と台所から飛び出してテレビ画面に張り付いた。
なんだ、これはダイヤモンドユカイである。ダイヤモンドユカイは面白いから好きだけど、そんな話旦那にしたっけな??と謎に思いながら私は、
『ああ、ダイヤモンドユカイやね、私結構好きよ。』
と旦那の方を振り向いた。
『はぁ?お前、これお前の好きなTMさんやで!』
『・・・・・・・・・・・・・・・・』
主人は私の横で笑い転げていた。
本当だ、さっきは宇都宮さんがどアップで映っていたからわからなかったけど、再結成したとかで3人が映っていた。
宇都宮さんのどアップをみて、『ダイヤモンドユカイ』と間違えてしまった。
もはやファン失格である。
『わははははははははは!!!20年経ったら宇都宮さんもダイヤモンドユカイやぁ!!!!』
私も一緒に笑ってはみたが、あんなに好きだった宇都宮さんを間違えるなんて、ショックきわまりなかった。
あんなに恋して恋して大好きだった宇都宮さんがダイヤモンドユカイ?
ショックなんだか面白いんだか、、、混沌とした気持ちで玉子焼きを巻いている私であった。。。。。。
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2012.05.08
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『何うたおっかなぁ、、、、』
『あ、工藤静香の慟哭だ!懐かしいわぁ、、、』
『ねぇ、みんな工藤静香って言ったらどの曲よ!?』
少し前になるのだが、上記は女友達3人でカラオケに行ったときの会話である。
工藤静香といえば!?直感で歌の曲を言えというのだ。悩んではいけないのだ!と友人Nは即答を求めてきた。
友人Nは『工藤静香=慟哭でしょ!?』と即答したその横で、友人Eは『何言ってるよ、黄砂に吹かれてでしょ!?』と突っ込んだ。
同じ世代を生きていても人それぞれである。
私は工藤静香といったら『嵐の素顔』である。『え!嵐の素顔でしょ!?』と私も即答。
友人Nはにやっと笑い、この質問には意味があるんだよと私と友人Eの席の間に入り込んできた。
工藤静香の好きな歌を選ぶことで、失恋した時の女のタイプがわかるのだという。
『黄砂に吹かれて』を選んだ友人Eは、『彼に似た人は沢山いるのに、やっぱり一途に野郎を好きなまま』という、非常に中途半端な状態で精神不安定タイプだという。歌の様子から見れば、『最後の最後まで愛されていたんだか、愛されていなかったんだかよくわからなかった』という益々中途半端な旅人型女であることが判明した。
友人Eは『あたし、もしかしてこれが原因で結婚できないのかぁ!?』と天井を見上げ、真剣に悩んでいた。
友人Nが選んだ慟哭は『女が勝手に相手の男を好きだと気付いて振られてぶち切れる』といった、恋愛3パターンが練りこまれた恋愛パラダイス型タイプであるという。また好きなんだか友達なんだかよくわからない上に、よくわからない男の一言に対して『えらそぶるんじゃねーよ!』と男を一括してしまう、彼女のタイプはパラダイス型過激派と決まった。そういえば彼女が男と別れる時、彼女が殴った男は数知れない・・・・
問題は私である。
『嵐の素顔』を選んだ私は明確なテロリスト型であるという。
好きな男に振られた暁には、『空が落ちればいいのだ!!この世なんざ終わってしまえぇぇ!!』と天に願い、嵐旋風を巻き起こして何もかも終わりにしようとするタイプであるという。自分の悪い癖を全て男のせいにし、勝手に自暴自棄に陥る、厄介な『男巻き込み型テロリストタイプ』である。
確かに私は男性に振られる時に、歌詞のように『君は強いから大丈夫』と何度か言われたことがある。
私が好きになる殿方は是非とも私との別れは気をつけていただきたい。命の補償は出来ない。
失恋した暁には、『嵐をおこして失恋旋風の巻〜』である。
なんとなく外れていない観点から、ストレス発散に来たはずのカラオケでおよそ30分、三人三様、悩みふけっていたのであった。。。。。
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2012.04.11
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